46番街

思ったことを書きます。

ゆらゆらと紀伊由良 後編

ゆらゆらと紀伊由良 前編の続きです。

 

由良港の入江。漁船が係留されている。

青空の元、のんびりとした空気が流れる。

岸壁に面した道を進む。

突き当りを曲がる。漁業組合の支所があった。

由良港は地方港湾に指定され、セメント産業が盛んである。水深が深く大型船が出入りできる港であるため、造船所(由良ドック)も存在する。

右奥に見えるクレーンが由良ドックの設備で、その横にわずかに大型船が見える。修繕を専門とする工場だ。正面のタンクはセメント企業のもの。

海を挟んで左手にある空間が由良内駅跡。

この辺りの地名は「網代」である。

この奥にも市街地や工業地帯が続いているのだが、紀伊由良駅からの列車の時間の関係で駅の方へと折り返した。

来た道を戻る。先程の由良スーパー側に右折せず直進した。

商店、もしくは廃商店が集積している。

もう営業していないようだが、左手の割烹に「くえ」の文字が並んでいるのが和歌山らしい。以前箕島でくえを食したことがあるのだが、美味であったのを思い出した。

突き当った北側。

南側。ちょっとした商店街のようだ。

美容院や理髪店はそこに人が住んでいる限り需要があるので、大きな集落があれば存在するし、営業もしている。

人口が集中する都市部には溢れかえるほどあるのだからと考えると、ある意味納得がいく。

この道を南に直進すると県道23号と交差し、由良橋に至る。

町を見ながら駅を見るため、上記の交差点から左折し東に進路を取った。

県道23号のひとつ北を通る道で、おそらく旧道だ。

横浜という地名が表示されている。

由良町里の由良川河口付近はかつて「横浜浦」という港町だったという。

これが地名として近年まで残っていたのだろうか。一部で横浜という文字が見られる。

地名を調べ始めたらキリが無い。地名や区画の変遷なども気になるし、図書館で資料を探してみようか……。

さらに東に進んでいく。郵便局や小学校などがあり、町の中心部といった様子。

小学校付近で来た道を振り返ったもの。

歴史ある木造建築が並ぶ。

小学校の向かいなので、それらしい看板が掲げられている。

宇佐八幡神社

この先が前回の記事で紹介した箕河橋西交差点で、県道23号と合流する。

 

列車の時間も迫っていたので、足早に由良の町を後にした。