バチカン市国を出て東に進み、テベレ川を渡ってバンキ・ヌオーヴィ通りを歩いていく。最終的にスペイン広場を目指していたのだが、道中で寄りたい場所は地下鉄沿線から離れていて、バス停からも距離があるので徒歩移動を敢行した。

細い道だが人通りは比較的多く、あまり臆すること無く歩ける。
服屋や雑貨屋、飲食店などが軒を連ねる通りだが、所々にいかがわしい土産屋もあった。明らかに観光客である我々に、店の人間が次々と声を掛けてくるが、無視して進む。1人だけ、我々を見るやいなや即座に「コンニチハ」と声を掛けてきたおっちゃんがいて感心したので、少しの敬意を持って挨拶を返し、その場を後にした。

しばらく歩いてナヴォーナ広場に出た。

サンタンニェーゼ イン アゴーネ教会。



広場には3つの噴水がある。上からムーア人の噴水、四大河の噴水、ネットゥーノの噴水。
この時点で既に夕方前となっていたが、実は昼食をまともに摂っていなかった。バチカンの外側にあるジェラート屋でジェラートを食べただけ。ディナー前とはいえさすがに何か食べたいということで、妻がリサーチしていた店を目指す。

All'antico Vinaio
イタリア国内のほか、アメリカやドバイに展開するパニーノのお店。行列ができており、人気店のようだ。15分ほど並び入店。

DUOMO(ドゥオーモ) 10€
中身は生ハム、ズッキーニ、パルメザンクリーム、トリュフクリーム。結構塩辛いが美味。そして何よりボリュームが凄い。手のひらの倍ぐらいのサイズはあるんじゃないか。中の具もこれでもかという程入っていて、10€で納得な量であった。

モンテチトーリオ宮殿。イタリア国旗とEU旗が立っていたので政府機関が入っているのだろうかと思ったら、下院に相当する代議院の議事堂となっているようだ。

ガッレリア・アルベルト・ソルディ。1922年築のショッピングモール。

中に入ると2方向にガレリアが続いており、ファッション等の専門店が並ぶ。大理石の壁面にステンドグラスの天井、モザイク柄の床と高級感漂うガレリアだ。
ちなみにユニクロもある。しかもモールの入口の一番いいところに。

すぐそばに有名なトレビの泉がある。この周辺がローマの観光地で一番人口密度が高くごった返していた。オーバーツーリズムの極みだ(我々もツーリストだが)。
現在はコインを投げ入れるのは禁止といった話を聞いたことがあるが、実際は禁じられていないらしい。混雑しすぎて泉に近づく気にもならなかったが。
そして矢鱈とホイッスルが鳴り響き警備員に注意されている人がいた。コイン禁止が事実ではないとしたら何だったんだろう。環境活動家がインクを投げ入れた事件が記憶に新しいので、警戒レベルは高そうだ。

まだまだ明るいが、もう17時を回っておりレストランやバールは賑わいを見せ始めていた。観光客が早々に酒を楽しんでいて羨ましい。


トリトーネ通りなどの通りが集まる五叉路。ローマでも特に賑わう商業エリア。
2枚目正面の、ドゥエ・マチェッリ通りを進む。

ようやくスペイン広場にたどり着いた。ここも人が多い。

映画『ローマの休日』に出てくる階段。妻がオードリー・ヘップバーンのファンなので、一度は来てみたいと言っていた場所だ。現在はこの階段での飲食は禁じられているので作中のようにジェラートを食べることはできないとか。

階段を登りきった高台からの眺め。

これでこの日の観光は終了。スパーニャ駅から地下鉄A線でテルミニ駅に移動した。

il Gallo Nero
テルミニ駅近くにあるレストラン。前日に行こうとしたものの臨時休業で入れなかったので、リベンジである。


前菜に生ハムとモッツァレラチーズ。ビールやワインと一緒にいただく。

前日に引き続きカルボナーラを注文した。カルボナーラ大好き人間なので仕方ない。シンプルながらチーズの濃厚さとパンチェッタの塩味が絶妙。

デザートはティラミス。思いの外甘さ控えめで、さっぱり食べられたが量は見た目より多かった。
ここのウェイターも片言の日本語で色々話してくれた。日本人観光客が多いのだろうか。実際隣のテーブルも日本人家族だった。
気持ち良い接客と美味しい食事に満足して、ホテルまで戻ることにする。やや夜遅い時間帯に地下鉄の路線バスに乗ることになったが、特に問題なく到着できた。