46番街

思ったことを書きます。

二郎系に並んで

 中学3年生の頃にラーメン二郎に嵌って早12年、関西に引っ越した今でも二郎インスパイアの店舗や京都のラーメン二郎に時々通う。30代も近づいて食べた分だけ体に贅肉が付くようになったけど、あの暴力的な旨味には抗えない。

 

 ラーメン二郎や亜流、二郎インスパイアといえば行列である。システマティックなオペレーションにも関わらず狭い店舗に多くの人が押し寄せるため、時に長い行列を作ることもある。ピーク時の三田本店や横浜関内店などは圧巻である。

 

 行列に並ぶのもまたその店の要素のひとつだと勝手ながらに思っている。テーマパークや他の飲食店の行列は嫌なのに。列に並んだら、今日のトッピングは何にしようかと頭の中で呪文のようなコールを唱えながら、スマホを覗いたり、同行者がいれば会話をしたりして時間を潰す。かつてあった有名なラーメン二郎のファンサイトには「並びながら小説を読んでいる人は通のよう」みたいな記述があったのを未だに覚えている。

 

 ところで、行列をふと眺めてみると関東圏の店舗と関西圏の店舗で客層の違いがよく分かることに気がついた。前者は20代後半以上が多く、後者は学生~20代中盤ぐらいが多い。もちろん立地や曜日によって変動はあると思うので一概には言えないが、そういう印象を抱く。

 関東圏の店舗、特にラーメン二郎となると昼休みや仕事帰りのサラリーマンが目立ったり、30~40代ぐらいの人も多い。若い人もいるが、割合としては半分ぐらい。一方で関西圏の店舗、直系の京都二郎の他にラーメン荘のグループ・池田屋等々は学生や20代前半ぐらいの人がメインを張っている。

 二郎(系)が展開されていった歴史の違いなんだろうか、と勝手な持論を持っているが、なぜここまで差が出るのだろう。いずれにせよラーメンを食べる上では何ら影響も無いのではあるが。

 

 画像は2012年のラーメン二郎目黒店。店主が当時阪急ブレーブスの帽子を被っていたのが印象的だった。安くて食べやすい量で味も良い。